人の悩みを聴くときでもカウンセリングでも武器になるのは感受性と人間性である。人間性とは頭の中の観念の人間性ではなくその人の本質の人間性のことだ。
大人になると感受性より知識を、人間性より観念を頼りに話を聞いてしまう。
人間同士の心が通い合う人間関係や、相手の言い分や気持ちを本当に理解する会話をするには、頭から心への切り替えをする必要がある。カウンセリングの訓練もこれにあたる。
知識や観念で聞いても相手の気持ちはわからない。
私たち大人も子供と同じような豊かな感受性と人間性を実は持っているものである。